日国友の会

みだれぎく【乱菊】

読者カード 項目 2025年06月12日 公開

2021年11月13日 古書人さん投稿

用例:ホタルカヅラ ミダレギク
『物品識名』 1809年 岡林清達/稿、水谷豊文/補編
語釈:〔名〕「らんぎく(乱菊)」に同じ。

コメント:取り敢えず

編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。ちなみに、「らんぎく」の語釈に〈(3)「らんぎく(蘭菊)(2)」に同じ〉とあり、「蘭菊(1)」に、〈植物「だんぎく(段菊)」の異名〉とあり、「段菊」に「セリ科の多年草。関東および石川県以西の海岸の砂地に生える。高さ約一メートル。葉は帯粉白青緑色で二~三回三出羽状に裂ける。七~九月、白い小さな五弁花が傘状に密集して咲く。果実は扁平な長楕円形で短い細毛があり長さ約五ミリメートル、分果の縁肋に狭い翼がある。漢名にあてる防葵は誤用。ぼたんにんじん。けずりぼうふう。ごしゃめんにんじん。学名はPeucedanum japonicum」とあります。

著書・作品名:物品識名

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1809年

著者・作者:岡林清達/稿、水谷豊文/補編

掲載ページなど:37ページ下段8行目(「名古屋叢書三編 第19巻」、1982)

発行元:名古屋市教育委員会