日国友の会

こうめ【小梅】

読者カード 用例 2025年06月12日 公開

2021年11月12日 古書人さん投稿

用例:ニハムメ コムメ 播州 郁李 雀李 本經逢原
『物品識名』 1809年 岡林清達/稿、水谷豊文/補編
語釈:〔名〕(2)植物「にわうめ(庭梅)」の古名。

コメント:解釈2の事例で遡ります

編集部:第2版では、『大和本草批正』(1810頃)の例が添えられていますが、さかのぼります。ちなみに、「庭梅」の語釈は「バラ科の落葉小低木。中国原産で、庭木や切花用に栽植される。高さは人の丈ほどでよく枝分かれし根元から広がる。葉は短柄をもち長さ三~七センチメートルの卵状披針形で縁に二重の鋸歯がある。春、新葉とほぼ同時に、白または淡紅色の五弁花を開く。花は径一・五センチメートル内外。果実は径約一センチメートルの球形で食べられる。漢名、郁李。こうめ。りんしゅうばい。学名はPrunus japonica 《季・春》」となっています。

著書・作品名:物品識名

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1809年

著者・作者:岡林清達/稿、水谷豊文/補編

掲載ページなど:36ページ上段7行目(「名古屋叢書三編 第19巻」、1982)

発行元:名古屋市教育委員会