日国友の会

おめきぐさ【喚草】

読者カード 用例 2025年06月07日 公開

2021年11月07日 古書人さん投稿

用例:ハシリドコロ ヲメキグサ 莨菪
『物品識名』 1809年 岡林清達/稿、水谷豊文/補編
語釈:〔名〕植物「はしりどころ(走野老)」の異名。

コメント:遡ります

編集部:第2版では、『重訂本草綱目啓蒙』(1847)の例が早いのですが、38年さかのぼります。ちなみに、「走野老」の語釈は「ナス科の多年草。本州・四国の山地の谷の陰地に生える。高さ三〇~六〇センチメートル。根茎は肥厚して横にはい、結節がある。葉は楕円形で先が尖り、互生する。葉柄に翼がある。四~五月頃、上部の葉腋から先が五裂した黄紫色の鐘形花がたれ下がって咲く。全草にアルカロイドを含み、根茎を莨菪根(ろうとうこん)と呼び鎮痛薬に用いる。地下茎がヤマノイモ科のオニドコロに似、猛毒があり、誤って食べると発狂状態となって走りまわるのでこの名がある。漢名に当てる莨菪は中国産の別種の名。おめきぐさ。おにみるくさ。学名はScopolia japonica」となっています。

著書・作品名:物品識名

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1809年

著者・作者:岡林清達/稿、水谷豊文/補編

掲載ページなど:32ページ上段後ろから2行目(「名古屋叢書三編 第19巻」、1982)

発行元:名古屋市教育委員会