日国友の会

いちょうしのぶ

読者カード 用例 2025年06月06日 公開

2021年11月07日 古書人さん投稿

用例:ハコネサウ イチャウシノブ 阿波 石長生
『物品識名』 1809年 岡林清達/稿、水谷豊文/補編
語釈:〔名〕植物「はこねしだ(箱根羊歯)」の異名。

コメント:取り敢えず

編集部:第2版では、『重訂本草綱目啓蒙』(1847)の例が添えられていますが、さらに、38年さかのぼります。ちなみに、「箱根羊歯」の語釈は「シダ類ウラボシ科の常緑多年草。本州の関東以西、四国、九州の暖地の山中の崖や岩上にはえる。葉は三回羽状複葉。葉柄は黒褐色で光沢を帯びる。裂片は長さ一・五センチメートル内外の扇形でイチョウの葉に似ている。胞子嚢群は裂片の裏面の先端中央の少しへこんだ所に一個ずつ付き、そり返った葉縁で覆われる。全草を産前産後の薬に用いる。和名は、ドイツの博物学者ケンペルが元祿(一六八八~一七〇四)の頃、箱根山で採集したことによる。ほど。はこねそう。オランダ草。学名はAdiantum monochlamys」となっています。

著書・作品名:物品識名

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1809年

著者・作者:岡林清達/稿、水谷豊文/補編

掲載ページなど:32ページ下段8行目(「名古屋叢書三編 第19巻」、1982)

発行元:名古屋市教育委員会