日国友の会

やぶいちご【藪苺】

読者カード 用例 2025年05月28日 公開

2021年10月27日 古書人さん投稿

用例:クサイチゴ ヤブイチゴ 蓬藥
『物品識名』 1809年 岡林清達/稿、水谷豊文/補編
語釈:植物「くさいちご(草苺)」の異名。《季・夏》

コメント:取り敢えず

編集部:第2版では、『重訂本草綱目啓蒙』(1847)の例が添えられていますが、さらに、38年さかのぼります。ちなみに、「草苺」の語釈は「バラ科の半常緑低木。本州、四国、九州の山野の樹林下などに生える。茎はややつる性で高さ二〇~四〇センチメートルになる。茎および葉柄には軟毛と刺(とげ)がある。葉は長柄をもち互生し長さ三~六センチメートルの卵状楕円形で縁には鋸歯(きょし)がある。三~五個の小葉からなる羽状複葉で、両面に毛が生える。春、短枝の先端に径四センチメートルくらいの白色の五弁花を一~二個開く。果実は径一~一・五センチメートルの球形で赤熟し、甘ずっぱい味がして食べられる。草になるキイチゴの意という。漢名として蓬〓(艸+田×3+木)を用いるが誤用。わせいちご。やぶいちご。なべいちご。はんといちご。学名はRubus hirsutus 《季・夏》 ▼くさいちごの花《季・春》」となっています。

著書・作品名:物品識名

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1809年

著者・作者:岡林清達/稿、水谷豊文/補編

掲載ページなど:27ページ下段後ろから1行目(「名古屋叢書三編 第19巻」、1982)

発行元:名古屋市教育委員会