日国友の会

やどりがに【宿蟹】

読者カード 用例 2025年06月18日 公開

2021年10月14日 古書人さん投稿

用例:二 蝦類 龍蝦、鮩、寄居(ヤドリガニ)等并に蝦蛄〔科學・龍宮世界〕
『少年世界(第壱巻 第八号)』 1895年 芳菲山人
語釈:〔名〕「やどかり(宿借)(3)」に同じ。

コメント:遡ります

編集部:第2版では、菊池幽芳『己が罪』(1899-1900)の例が早いのですが、さらに、5年さかのぼることになります。ちなみに、「やどかり(3)」の語釈は「(他の貝の殻にはいり込んでいるところからいう)ヤドカリ科とオカヤドカリ科に属する節足動物の総称。多くは巻き貝の殻の中にすむ。体はエビとカニの中間形で、頭胸部の前半部は堅い甲羅(こうら)でおおわれるが、腹部は細長くて柔らかい。一対の大きなはさみ足をもち、尾端のあしは錨状となって殻軸に巻きつく。成長とともに貝殻を取り換える。各地の潮間帯で普通にみられるホンヤドカリのほか大形のオニヤドカリ、陸生のオカヤドカリなど種類が多く、ヤシガニなど殻に入らない種もある。ごうな。おばけがい。かみな。かにのやどり。やどりがい。やどりがに。やどかりがい。やどかりがに。《季・春》」となっています。

著書・作品名:少年世界(第壱巻 第八号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1895年

著者・作者:芳菲山人

掲載ページなど:779ページ下段後ろから8行目

発行元:博文館