日国友の会

ヒンドゥークシさんみゃく【—山脈】

読者カード 用例 2025年05月11日 公開

2021年10月02日 古書人さん投稿

用例:興都哥士(ヒンヅークーシュ)山脈ハ、雪山ニ連リテ、天山葱嶺ノ東界ニ聳ユ、〔亜細亜洲全誌・山原〕
『兵要萬国地理小誌 一』 1876年 訳述人 近藤圭造
語釈:(ヒンドゥークシは HinduKush)((ヒンズークシさんみゃく)) パミール高原の南縁からアフガニスタンを横切り、イラン国境までほぼ西南西に延びる山脈。ユーラシア褶曲山系の一部。狭義にはアフガニスタンの首都カーブル付近までをいい、標高七〇〇〇メートルをこす高峰が連なる。古来西アジアからインドへの通路にあたり、バロギル・カイバー・チャリカル・シバルなどの峠道が開かれている。最高峰ティリチミール(七六九〇メートル)。

コメント:遡ります

編集部:2007年9月7日付けで、岩崎重三・池田鹿之助『新式萬國地理』(1900)の例をご紹介いただいていますが、さらに、24年さかのぼります。

著書・作品名:兵要萬国地理小誌 一

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1876年

著者・作者:訳述人 近藤圭造

掲載ページなど:11丁後ろから3行目

発行元:出版人 阪上半七