日国友の会

イオン

読者カード 用例 2022年11月29日 公開

2021年09月05日 ubiAさん投稿

用例:此核となるものは極微な塵埃や又物理學者がイオンと稱へて顯微鏡でも見えぬしかもそれぞれ電氣を帶びた微分子である。〔六〕
『歳時記新註』 1908年9月30日 寺田寅彦
語釈:〔名〕(ドイツ Ion ・英 ion)正または負に荷電した原子や原子団。電気的に中性の原子や分子が電子を失い、または得ることによってその電子の数だけの電気量(イオン価)を帯び、それぞれ陽イオン、陰イオンとなる。電解質を溶媒にとかすと陰陽両イオンに、気体分子を放射線やX線等で照射すると陽イオンとなる。気体放電などによっても陽イオンが発生する。

コメント:文例としては投稿例(1935)よりもさかのぼります。初出(明治四十一年九月三十日、東京朝日新聞)とあります。

編集部:2021年8月28日付けで、寺田寅彦『箱根熱海バス紀行』(1935)の例をご紹介いただいていますが、さらに、27年さかのぼることになります。

著書・作品名:歳時記新註

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1908年9月30日

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:351ページ本文6行目〔『寺田寅彦全集第六巻』、一九五〇年一〇月五日 第一刷発行 一九八六年一月七日 第二刷発行〕

発行元:岩波書店