日国友の会

そうきょくせん【双曲線】

読者カード 用例 2022年11月29日 公開

2021年09月05日 ubiAさん投稿

用例:河の水面のプロフィルが河長に沿うて指數曲線か雙曲線のやうな恰好をしてゐる。
『雨の上高地』 1935年10月 寺田寅彦
語釈:〔名〕円錐曲線(二次曲線)の一つ。二定点からの距離の差が一定な点の軌跡を、その二定点を焦点とする双曲線という。二焦点を通る直線をx軸、二焦点を結ぶ線分の垂直二等分線をy軸にとれば、x2a2-y2b2=1という形の方程式で表わされる。

コメント:第二版では辞書類(1886)のみで、投稿例(1878、1880)も辞書類のみで、それらよりも新しいですが、文例がないので、とりあえず。初出(昭和十年十月、登山とスキー)とあります。

編集部:第2版では、野村龍太郎『工学字彙』(1886)からの例が添えられており、nanyakayaさんには、矢田堀鴻『英華 学芸詞林』(1880)と山田昌郎編訳『英和数学辞書』(1878)の例をご紹介いただいています。

著書・作品名:雨の上高地

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1935年10月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:561ページ本文8行目〔『寺田寅彦全随筆五』、一九九二年四月三日 第一刷発行〕

発行元:岩波書店