日国友の会

ソフィスティケーション

読者カード 用例 2022年11月25日 公開

2021年09月03日 ubiAさん投稿

用例:併しこの映畫「影なき男」に現れた夫婦愛のソフィスティケーションの中に吾々は江戶つ子の粹の反映のやうなものを認めることは出來ないであらうか。〔一〕
『映画雑感(VII)』 1935年10月 寺田寅彦
語釈:〔名〕(英 sophistication)(3)洗練されていること。都会的でしゃれていること。

コメント:(3)の意味でしょうか。第二版の用例(1946~48)よりさかのぼります。初出(昭和十年十月、澁柿)とあります。

編集部:第2版では、伊藤整『鳴海仙吉』(1946-48)の例が添えられていますが、13年さかのぼることになります。ちなみに、ブランチ1は「詭弁」、ブランチ2は「世間ずれ」の意味となっています。

著書・作品名:映画雑感(VII)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1935年10月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:556ページ本文11行目〔『寺田寅彦全随筆五』、一九九二年四月三日 第一刷発行〕

発行元:岩波書店