日国友の会

ポータブル

読者カード 用例 2022年11月25日 公開

2021年09月01日 ubiAさん投稿

用例:その前に据ゑた机の上にのせたポータブルの蓄音機から何かは知らないが童謠らしいメロディーが陽氣に流れ出してゐる。
『靜岡地震被害見學記』 1935年9月 寺田寅彦
語釈:〔名〕(形動)(英 portable)持ち運びができる大きさ、重さであること。また、そのもの。蓄音機、ラジオ、テレビ、タイプライターなどで携帯用のものをいう。

コメント:第二版に載っている辞書類(1931)以外の文例(1934~36)よりもさかのぼるので。初出(昭和十年九月、婦人之友)とあります。

編集部:第2版では、中山由五郎『モダン語漫画辞典』(1931)の例が早いのですが、文章例としては、川端康成『虹』(1934-36)の例よりも1年さかのぼることになります。

著書・作品名:靜岡地震被害見學記

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1935年9月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:521ページ本文4行目〔『寺田寅彦全随筆五』、一九九二年四月三日 第一刷発行〕

発行元:岩波書店