日国友の会

しぎつき【鴫突】

読者カード 用例 2022年11月01日 公開

2021年08月21日 ubiAさん投稿

用例:高知市附近で「鴫突き」といふのは、蜻蜓を捕へるのと同じ恰好の叉手形の網で、しかもそれより極めて大形のを遠くから勢よく投げかけて、冬田に下りて居る鴫を飛立つ瞬間に捕獲する方法である。
『鴫突き』 1934年12月 寺田寅彦
語釈:〔名〕秋、原野などに下りている鴫を、竿網を投げかけて捕えること。また、その人。《季・秋》

コメント:第二版の用例(1689、1689)よりも新しいですが、俳諧からの同年の例であり、今回の例は鴫突きの様子が説明されている良い例と思うので、とりあえず。初出(昭和九年十二月、野鳥)とあります。

編集部:第2版では、俳諧『曠野』(1689)から2例引かれていますね。

著書・作品名:鴫突き

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1934年12月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:199ページ本文4行目〔『寺田寅彦全随筆五』、一九九二年四月三日 第一刷発行〕

発行元:岩波書店