日国友の会

せんにく【繊肉】

読者カード 用例 2022年08月24日 公開

2021年07月25日 ubiAさん投稿

用例:或る日本⻝堂で最近代的な⾭年二人と少女二人の一行が鯛茶を注文して居たが、それが面前に搬ばれたときに此の四人の新人は、胡麻味噌に浸された鯛の纖肉を普通のおかずのやうにして飯とは別々に⻝つてさうして最後に茶を別々に飮んで居た。此處にも傳統の破壞があるのである。一九三三年のオリヂナルな鯛茶の喰ひ方なのである。
『徒然草の鑑賞』 1934年2月 寺田寅彦
語釈:〔名〕牛・豚などの腰から肋骨にかけての上等な肉。ヒレ。

コメント:第二版には用例が載っていないので。語釈にある、「牛・豚」ではない魚の例なので。初出(昭和九年二月、文體)とあります。

編集部:第2版では、用例を添えることができませんでした。語釈も手入れが必要ですね。

著書・作品名:徒然草の鑑賞

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1934年2月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:505ページ9行目〔『寺田寅彦全随筆四』、一九九二年三月四日第一刷発行〕

発行元:岩波書店