たいちゃ【鯛茶】
読者カード 用例 2022年08月24日 公開
| 用例: | 或る日本⻝堂で最近代的な⾭年二人と少女二人の一行が鯛茶を注文して居たが、それが面前に搬ばれたときに此の四人の新人は、胡麻味噌に浸された鯛の纖肉を普通のおかずのやうにして飯とは別々に⻝つてさうして最後に茶を別々に飮んで居た。此處にも傳統の破壞があるのである。一九三三年のオリヂナルな鯛茶の喰ひ方なのである。 |
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| 『徒然草の鑑賞』 1934年2月 寺田寅彦 | |
| 語釈: | 〔名〕「たいちゃづけ(鯛茶漬)」に同じ。 |
コメント:投稿例(1927)よりも新しいですが、食べ方や鯛が味付けされていることが分かる例なので。初出(昭和九年二月、文體)とあります。
編集部:2020年9月13日付けで、『寺田寅彦日記』1927年8月2日付け記事の例をご紹介いただいています。ちなみに、「鯛茶漬け」の語釈は「鯛の刺身に醤油、紫蘇(しそ)の実などを添え、熱い飯の上にのせ、茶をかけたもの。鯛茶」となっています。
著書・作品名:徒然草の鑑賞
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1934年2月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:505ページ8行目〔『寺田寅彦全随筆四』、一九九二年三月四日第一刷発行〕
発行元:岩波書店
