日国友の会

べんずる【便】

読者カード 用例 2022年08月20日 公開

2021年07月23日 ubiAさん投稿

用例:猫が庭へ出て用を便じようとしてまづ前脚で土を引つかき小さな穴を掘起こして、そこへしやがんで體の後端部をあてがふ。しかしうまく用を便ぜられないと、
『猫の穴掘り』 1934年1月 寺田寅彦
語釈:【二】〔他サ変〕[文]べん・ず〔他サ変〕「べんじる(便)【二】」に同じ。

コメント:第二版の用例は(1603~04)しかないので、とりあえず。初出(昭和九年一月、東京朝日新聞・大阪朝日新聞)とあります。

編集部:第2版では、『日葡辞書』(1603-04)から「ダイショウヲ benzuru (ベンズル)〈訳〉大便や小便をする」の例が引かれています。ちなみに、「べんじる(便)【二】」の語釈は「〔他ザ上一〕用をたす。便ずる」となっています。

著書・作品名:猫の穴掘り

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1934年1月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:473ページ本文1、2行目〔『寺田寅彦全随筆四』、一九九二年三月四日第一刷発行〕

発行元:岩波書店