こつぜつ【滑舌】
読者カード 項目 2021年08月29日 公開
| 用例: | 斯(か)かる塲合(ばあひ)は、抑揚波瀾(よくやうはらん)でなくして唯(た)だ辯士(べんし)の輕快流暢(けいくわいりうてう)の滑舌(コツゼツ)による事が多いのである。 |
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| 『演説と挨拶と儀式』 1920年 下田圓次郎 | |
| 語釈: | 〔名〕なめらかな弁舌。とどこおりのない話しぶりや発声。 |
コメント:第二版の「かつぜつ」にも用例はないようです。現代では「滑舌がいい(悪い)」の形でよく見るように思います。
編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。「滑」は「カツ」とも「コツ」とも読みますが、漢語では意味が違います。「カツ」と読めば「すべる、なめらか」という意味になり、「コツ」と読めば「みだす」「にごす」という意味になるようです。現在では「かつぜつ」と読むのが普通なので、「こつぜつ」と読むのは意味からすれば誤読の可能性なきにしもあらずですが、まだ確例を見ないので、どちらが先とも言えず、あるいは、両用あったのかもしれません。いずれもさらに確例を探してみる必要がありそうです。
著書・作品名:演説と挨拶と儀式
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1920年
著者・作者:下田圓次郎
掲載ページなど:25ページ
発行元:文誠堂書店
