日国友の会

りっこう【立項】

読者カード 用例 2022年06月24日 公開

2021年06月20日 ubiAさん投稿

用例:辞書において、立項の問題は、項目をどのように立てるかということである。そして、「どのように」という中にはどういう項目を載せるかという「項目の選択」の問題と、どういう形で立てるかという、「見出しの形式」の問題とが含まれる。(「松井栄一 国語辞書の立項について」、27ページ下段最後から2行目)

私の分担は立項ですが、大きな問題で困っています。「立項」という言葉は『日本国語大辞典』に出ていません。あと書きにはこの言葉が使ってあり、その事は承知していたが、辞書編集上の特殊用語と判断して、項目には採らなかった。一般に広く使われているなら採るべきでしよう。立項という言葉を立項しなかった立項の担当者が立項について語る(笑)、という皮肉な事になった。これは立項の難しさを象徴していると思います。(傍点省略)(「発題―およびその補足」」、33ページ下段10行目)
『国語辞典・その現実と理想《昭和51年春季大会シンポジウム》』 1976年9月30日
語釈:〔名〕項目を立てること。特に、辞典などである言葉を見出し語としてとりあげること。

コメント:投稿例(1997)よりもさかのぼります。初版では立項されなかった理由が分かります。初版の後書きに「立項」が使われている事が分かります。「《昭和51年春季大会シンポジウム》国語辞典・その現実と理想」の要旨部分(「松井栄一 国語辞書の立項について」、27ページ下段最後から2行目)と討論の記録(「発題―およびその補足」、33ページ下段10行目)からのものです。

編集部:2021年6月19日付けで、倉島長正『「国語」と「国語辞典」の時代・下―『日国』物語―』(1997)の例をご紹介いただいていますが、さらに、21年さかのぼることになります。

著書・作品名:国語辞典・その現実と理想《昭和51年春季大会シンポジウム》

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1976年9月30日

著者・作者:

掲載ページなど:国語学第106集 1976年9月30日発行 27ページ下段最後から2行目、33ページ下段10行目

発行元:国語学会