日国友の会

でき【出来】

読者カード 用例 2022年05月25日 公開

2021年06月06日 ubiAさん投稿

用例:此のラムプに比べて見ると、實際アメリカ出來の臺所用ラムプはよく出來て居る。
『石油ラムプ』 1924年1月 寺田寅彦
語釈:〔名〕(動詞「できる」の連用形の名詞化)(2)物ができあがること。仕上がること。また、できたもの。仕上がり。しゅったい。

コメント:第二版に載っている辞書類(1867)以外の文例(1935~47)よりもさかのぼるので。寺田寅彦全集第4巻(1961年1月7日第1刷発行、1976年8月10日第3刷発行)では、「アメリカでき」と表記されています。冒頭には「此の一篇を書いたのは八月の末であつた。」とありますが、初出(大正十三年一月、文化生活の基礎)とありますので、とりあえず初出の年月で。

編集部:第2版では、『和英語林集成(初版)』(1867)の例が早く、文章例としては、川端康成『雪国』(1935-47)の例よりも23年さかのぼることになります。

著書・作品名:石油ラムプ

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1924年1月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:380ページ本文13行目〔『寺田寅彦全随筆二』、一九九二年一月七日第一刷発行〕

発行元:岩波書店