日国友の会

ニヒリスト

読者カード 用例 2022年05月25日 公開

2021年06月06日 ubiAさん投稿

用例:恐らく吾々の「感情美」に對する感覺は日に日に麻痺して行きさうである。(中略)東京市民をニヒリストの思想に導いた責任者の一つとして〔四 切符の鋏穴〕
『雑記(I)』 1922年9月 寺田寅彦
語釈:〔名〕(英 nihilist)(1)虚無的な考え方をする人。虚無主義者。

コメント:第二版に載っている辞書類(1914)以外の文例(1935)よりもさかのぼるので。初出(大正十一年九月、中央公論)とあります。

編集部:第2版では、勝屋英造『外来語辞典』(1914)の例が早く、文章例としては横光利一『家族会議』(1935)の例よりも13年さかのぼることになります。

著書・作品名:雑記(I)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1922年9月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:330ページ本文 2行目〔『寺田寅彦全随筆二 』、一九九二年一月七日第一刷発行〕

発行元:岩波書店