日国友の会

でんり【電離】

読者カード 用例 2022年05月17日 公開

2021年05月23日 ubiAさん投稿

用例:例へば塵埃に光波が当つた時に、光電效果のやうな作用電子が放散され、其れが高層空氣の電離を起す事、それが無線電信の傳播に重大な關係を持ち得る事、或は塵が空中の渦動によつて運搬されるメカニズムや其他色々の問題が殘つて居る。
『塵埃と光』 1922年5月 寺田寅彦
語釈:〔名〕(「電気解離」の略)(1)分子・原子が正または負に帯電してイオンになること。気体の場合はイオン化ともいう。中性の分子が電子を得ると陰イオンに、失うと陽イオンになる。

コメント:投稿例(1933)よりもさかのぼります。初出(大正十一年五月、科學知識)とあります。

編集部:2020年10月17日付けで、寺田寅彦『蒸発皿』(1933)の例をご紹介いただいていますが、さらに、11年さかのぼることになります。

著書・作品名:塵埃と光

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1922年5月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:243ページ本文5行目〔『寺田寅彦全随筆二』、一九九二年一月七日第一刷発行〕

発行元:岩波書店