やっとこばさみ【鋏鋏】
読者カード 用例 2022年05月09日 公開
| 用例: | 不意に不思議な怪物が私の眼の前に現はれて來た。それは丁度鶴のやうな恰好をした自働器械(オートマトン)である。其嘴が長いやっとこ鋏のやうになつて、其槓杆の支點に當るねぢ鋲が丁度眼玉のやうになつて居る。〔二〕 |
|---|---|
| 『夢』 1922年3月 寺田寅彦 | |
| 語釈: | 〔名〕「やっとこ(鋏)」に同じ。 |
コメント:第二版には用例が載っていないので。初出(大正十一年三月、明星)とあります。
編集部:第2版では、用例を添えることができませんでした。ちなみに、「やっとこ(鋏)」の語釈は「針金や板金・鍛造材料などをはさむのに用いる工具。鋼鉄製で釘抜きに似た形をしており、はさむ物によってさまざまなはさみ口がある。やっとこばさみ。はし。やとこ。えいとこ」となっています。
著書・作品名:夢
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1922年3月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:154ページ本文4行目〔『寺田寅彦全随筆二』、一九九二年一月七日第一刷発行〕
発行元:岩波書店
