日国友の会

おびじょう【帯状】

読者カード 用例 2022年04月23日 公開

2021年05月10日 ubiAさん投稿

用例:氷點に相當する等溫線が大陸を略東西に横斷して其の以北は雪、以南は雨が降つて居る、其の雨と雪の境界に沿うて帶狀(オビジャウ)をなした區域が凍雨や雨氷に見舞はれて居る。
『凍雨と雨氷』 1921年2月 寺田寅彦
語釈:〔名〕(形動)帯をのばしたような形状。ある幅をもって細長くのびている形。

コメント:第二版では「帯状(おびじょう)」と「帯状(たいじょう)」があり、投稿例(1888、1907)よりも新しいですが、読みが分かる例なので。大正十年二月十一日東京朝日新聞ではルビが付いています。初出(大正十年二月、東京朝日新聞)とあります。

編集部:「たいじょう」については確例をご紹介いただいていますが、「おびじょう」の確例はご紹介いただいた例が始めてですね。

著書・作品名:凍雨と雨氷

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1921年2月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:515ページ本文8行目〔『寺田寅彦全随筆一』、一九九一年一二月四日第一刷発行〕

発行元:岩波書店