かれいきゃく【過冷却】
読者カード 用例 2022年04月19日 公開
| 用例: | 大氣中の水蒸氣が凍結して液體又は固體となつて地上に降るものを總稱して降水と言ふ。其の中でも水蒸氣が地上の物體に接觸して生ずる露と霜と木花と、氷點下に過冷却された霧の滴が地物に觸れて生ずる樹氷又は「花ボロ」を除けば、あとは皆地上數百乃至数千米の高所から降下するものである。 |
|---|---|
| 『凍雨と雨氷』 1921年2月 寺田寅彦 | |
| 語釈: | 〔名〕液体を凝固点以下に冷却しても液体のままでいる状態。振動を与えたり、小さな固体を投入したりするなどの刺激を与えると直ちに凝固が始まる。過融。過融解。過冷。 |
コメント:投稿例(1932)よりもさかのぼります。大正十年二月十一日東京朝日新聞ではルビが付いています。初出(大正十年二月、東京朝日新聞)とあります。
編集部:2008年10月4日付けで、末広鉄男さんに、『万有科学大系正篇第十巻(普及版)』(1932)の例をご紹介いただいていますが、さらに、11年さかのぼることになります。
著書・作品名:凍雨と雨氷
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1921年2月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:513ページ本文2行目〔『寺田寅彦全随筆一』、一九九一年一二月四日第一刷発行〕
発行元:岩波書店
