日国友の会

はなまめ【花豆】

読者カード 用例 2022年03月27日 公開

2021年05月01日 ubiAさん投稿

用例:夏が來ると、此れに一面に朝顏や花豆を這はせる。〔一〕
『小さな出来事』 1920年11月 寺田寅彦
語釈:〔名〕植物「べにばないんげん(紅花隠元)」の異名。

コメント:第二版には用例が載っていないので。初出(大正九年十一月)とあります。

編集部:第2版では、用例を沿えることができませんでした。ちなみに、「紅花隠元」の語釈は「マメ科のつる性一年草。中央アメリカ地方の原産で、江戸末期に渡来し、本州の冷涼地帯で観賞用または食用に栽培される。インゲンマメに似るが、やや大形で、茎は四メートル余にも達する。夏、葉腋に短い花柄を出し、紅色または白色の大きな花を数個ずつつける。果実は長楕円形で扁平、長さ一〇~三〇センチメートルの幅広で、三~六の種子を含む。種子は腎臓形で大きく、長さ二~三センチメートルでふつう淡紫色の地に不規則な黒紫斑があるが、花の白いものは種子も白い。はなささげ。はなまめ。学名はPhaseolus coccineus」となっています。

著書・作品名:小さな出来事

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1920年11月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:411ページ本文5行目〔『寺田寅彦全随筆一』、一九九一年一二月四日第一刷発行〕

発行元:岩波書店