日国友の会

ほんぜんたいご【飜然大悟】

読者カード 用例 2022年03月27日 公開

2021年05月01日 ubiAさん投稿

用例:何とかいふ芝居で鑄掛屋の松といふ男が、兩國橋の上から河上を流れる絃歌の聲を聞いて飜然大悟し其場から盜賊に轉業したといふ話がある位だから、
『電車と風呂』 1920年5月 寺田寅彦
語釈:〔名〕仏語。急に心を改め、迷妄を脱却して悟りの境界を得ること。

コメント:第二版の用例(1942)よりさかのぼります。初出(大正九年五月)とあります。

編集部:第2版では、中島敦『悟浄出世』(1942)の例が添えられていますが、さらに、22年さかのぼることになります。

著書・作品名:電車と風呂

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1920年5月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:351ページ本文4行目〔『寺田寅彦全随筆一』、一九九一年一二月四日第一刷発行〕

発行元:岩波書店