日国友の会

きょうやくてん【共軛点】

読者カード 用例 2022年03月15日 公開

2021年05月01日 ubiAさん投稿

用例:或る批評家はセザンヌの作品とドストエフスキーの文學との肖似を論じて居る。自分も偶然に津田君の畫と此の露文豪の或る作品との間に共軛點を認めさせられて居る。
『津田⾭楓君の畫と南畫の藝術的價値』 1918年8月 寺田寅彦
語釈:〔名〕二点が、ある点や線、面などを基準にして、ある意味で対称的な位置にあり、互いに入れ換えてもその関係に変化のない場合の、一方の点の他方の点に対する称。

コメント:第二版では辞書類(1889)以外に文例が載っていないので。やや比喩的な例のようにも思いますが、とりあえず。初出(大正七年八月)とあります。

編集部:第2版では、藤沢利喜太郎『数学ニ用ヰル辞ノ英和対訳字書』(1889)の例が添えられています。

著書・作品名:津田⾭楓君の畫と南畫の藝術的價値

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1918年8月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:301ページ本文13行目〔『寺田寅彦全随筆一』、一九九一年一二月四日第一刷発行〕

発行元:岩波書店