日国友の会

あお【青】

読者カード 用例 2023年02月08日 公開

2021年04月29日 熊八郎さん投稿

用例:橘の葉の濃くあをきに、花のいと白う咲きたるが、雨うち降りたるつとめてなどは、世になう心あるさまにをかし〔三七・木の花は〕
『枕草子』 10C終年 清少納言
語釈:【一】〔名〕(2)植物の葉の青々とした様子。

コメント:友の会初投稿です。日国の他の言葉の用例に有りますし、緑色の物を「青」と形容するのは、有名過ぎる話ですが、調べてもこの用例は出て来ないので、念のため投稿します。

編集部:ご投稿ありがとうございます。ご紹介いただいた例には「あをき」とあり、これは形容詞「あをし>青い」の連体形ですから、名詞「あお(青)」ではなく形容詞「あおい(青)」の用例ということになります。ちなみに、「青い」のブランチ1には「(1)(本来は、黒と白との中間の広い色で、おもに青、緑、藍をさす)青の色をしている。青の色である。→青(あお)」とあり、『古事記』、『万葉集』、訓点資料、『宇津保物語』など、中古の例が多数添えられています。

著書・作品名:枕草子

媒体形式:単行本

刊行年(月日):10C終年

著者・作者:清少納言

掲載ページなど:日国の「心」(1)(四)(1)の用例

発行元:ジャパンナレッジ