日国友の会

ミクロスコピック

読者カード 項目 2022年02月25日 公開

2021年04月10日 ubiAさん投稿

用例:若し物體の內部構造等に立ち入らざるマクロスコピックの見方よりすれば此等の量は直ちに物體の狀態を單義的に指定すれ共、此れに反し分子說、電子說の立場よりミクロスコピックの眼にて見れば此等の量にては物體の內部狀況は單義的には指定されず殆んど無限に複義的にして吾人の知り得るは實に唯其の統計的單義性に外ならず。
『自然現象の豫報』 1916年3月 寺田寅彦
語釈:[形動]「マイクロスコピック」に同じ。(デジタル大辞泉「ミクロスコピック」)

コメント:投稿例(1956)よりもさかのぼります。初出(大正五年三月)とあります。

編集部:2006年12月14日付けで、末広鉄男さんに、吉田洋一・西平重喜『世論調査』(1956)の例をご紹介いただいていますが、さらに、40年さかのぼることになります。ちなみに、『デジタル大辞泉』の「マイクロスコピック」の語釈は「顕微鏡でしか見えないさま。微細な。微視的。」となっています。

著書・作品名:自然現象の豫報

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1916年3月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:寺田寅彦全随筆一 一九九一年一二月四日第一刷発行、231ページ本文1行目

発行元:岩波書店