日国友の会

しつりょう【質量】

読者カード 用例 2022年02月19日 公開

2021年04月07日 ubiAさん投稿

用例:電子が一定量の陰電氣を帶びて居る事、其の質量が水素原子の質量の凡そ千八百分の一に當る事も種々の方面から推定される。
『物質とエネルギー』 1915年 寺田寅彦
語釈:〔名〕(2)物体が有する固有の量。物体の慣性はこれが大きいほど大きく、その意味で物体に働く力とそれによって生じる加速度との比を慣性質量という。また、これが大きいほどそれに働く重力は大きく、その意味で地上の任意の点で物体に働く重力とそれによって生じる重力加速度との比を重力質量という。相対論によって両者は一致することが証明されている。相対論によれば質量はエネルギーの一形態で、物体の速さが光速度に近づくとともに増加する。

コメント:第二版に載っている辞書類(1881)以外の文例(1921)よりもさかのぼるので。文末に(大正四年頃)とあります。

編集部:第2版では、『哲学字彙』(1881)の例が早いのですが、文章例としては寺田寅彦『春六題』(1921)の例よりもさらに、6年さかのぼることになります。

著書・作品名:物質とエネルギー

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1915年

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:198ページ本文8行目〔『寺田寅彦全随筆一』、一九九一年一二月四日第一刷発行〕

発行元:岩波書店