日国友の会

ブラウンうんどう【ー運動】

読者カード 用例 2022年02月07日 公開

2021年04月01日 ubiAさん投稿

用例:化學的現象は勿論の事ブラウン運動等の硏究は益〻分子原子の實存を證する樣になり眞空管や放射性物質の硏究はどうしても電子の存在を必然とする樣になつて來た。
『方則に就て』 1915年10月 寺田寅彦
語釈:〔名〕(ブラウンはBrown)微小な物体の示す無秩序な熱運動。一八二七年、イギリスの植物学者ロバート=ブラウンが水中に浮く花粉の示す不規則な永久運動を発見し、はじめ花粉の生命と結びつけたが、これは無機物でも起こっており、後、真の原因は周囲の媒質の分子の熱運動による衝突であることがわかった。

コメント:投稿例(1923)よりもさかのぼります。初出(大正四年十月)とあります。

編集部:2005年5月7日付けで、末広鉄男さんに、亀高徳平・樫本竹治『理論応用無機化学』(1923)の例をご紹介いただいていますが、さらに、8年さかのぼることになります。

著書・作品名:方則に就て

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1915年10月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:185ページ本文2行目〔『寺田寅彦全随筆一』、一九九一年一二月四日第一刷発行〕

発行元:岩波書店