日国友の会

せいでんき【静電気】

読者カード 用例 2022年02月07日 公開

2021年03月31日 ubiAさん投稿

用例:電氣の如きも近来量子的のものと考へられる以上は例へば靜電氣分布に關する舊來の理論も畢竟一種の統計的の意味しかない樣になつて來る。
『方則に就て』 1915年10月 寺田寅彦
語釈:〔名〕帯電体に静止している電気。または電荷が移動してもその電流の影響が問題にならないほどに遅い場合の電気現象。正・負の電荷があり、その間にはクーロン力が働く。樹脂製のブラシで髪をとかした場合に起こる摩擦電気や、雷雲の荷電など。静電。

コメント:第二版に載っている辞書類(1886)以外の文例(1978)よりもさかのぼるので。初出(大正四年十月)とあります。

編集部:2020年12月6日付けで、『小宮豐隆宛寺田寅彦書簡』1920年7月14日付け書簡の例をご紹介いただいていますが、文章例としてはさらに5年さかのぼることになります。

著書・作品名:方則に就て

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1915年10月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:184ページ本文8行目〔『寺田寅彦全随筆一』、一九九一年一二月四日第一刷発行〕

発行元:岩波書店