日国友の会

うみほたる【海蛍】

読者カード 用例 2021年11月07日 公開

2021年01月11日 ubiAさん投稿

用例:此度は末廣恭雄君を通じてとんだ御面倒な事を御願致しました處早速御快諾下さいまして海螢の標本澤山に御送り被下
〔昭和八年(1933)十月七日〕
『吉井楢雄宛寺田寅彦書簡』 1933年10月7日 寺田寅彦
語釈:〔名〕ウミホタル科に属するミジンコの一種。体内から分泌される発光物質が海水にふれると青白く光るところからこの名がある。長さ約三ミリメートルの楕円形をした二枚の灰白色の殻の中にエビのような体がはいり、触角や脚を殻の外に出して泳ぐ。太平洋の浅海に多く、昼間は砂にもぐり、夜は魚の腐肉に集まる。あんけら。

コメント:投稿例(1925)よりも新しく、読みも不明ですが、第二版には用例がなく、投稿例(1925、1977)はひらがなとカタカナの例で、漢字の例がないので。投稿例(1977)の著者が関係している事に縁を感じます。書簡末尾(十月七日)。

編集部:2008年10月19日付けで、古書人さんに、柳川福一『受験参考答案式 動物学粋』(1925)から「うみほたる」の例を、2018年9月8日付けで、ねじり草さんに、末広恭雄『新・魚ものがたり』(1977)から「ウミボタル」の例をご紹介いただいていますね。

著書・作品名:吉井楢雄宛寺田寅彦書簡

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1933年10月7日

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:123ページ本文9行目〔『寺田寅彦全集第十七巻』、一九五一年九月五日第一刷発行、一九八六年一二月五日第二刷発行〕

発行元:岩波書店