プラス
読者カード 用例 2021年08月29日 公開
| 用例: | 僕も十七日間陰性がつゞいたと思ふと又+が始まつた、 〔大正十年(1921)六月二十三日〕 |
|---|---|
| 『小宮豐隆宛寺田寅彦書簡』 1921年6月23日 寺田寅彦 | |
| 語釈: | 〔名〕(英 plus)(4)病気の化学的、細菌学的な診断で、病毒があるという反応。また、その記号。陽性。陽性反応。 |
コメント:第二版の用例(1944)よりさかのぼります。プラスと読むかどうかは明確ではないですが、意味的に「プラス(4)」で。語釈には、「プラス(1)」にあるように、「また、その記号「+」」が欲しいところです。書簡末尾(六月廿三日)。
編集部:「+」は普通「プラス」(名詞サ変)と読むか「足す」(動詞)と読むかだと思われますが、この場合は明らかに名詞ですから「プラス」と読んでいいかもしれません。ご指摘のように、(1)(2)にならって、記号「+」についても触れるべきでしょうね。第2版では、上林暁『小便小僧』(1944)の例が添えられていますが、さらに、23年さかのぼることになります。
著書・作品名:小宮豐隆宛寺田寅彦書簡
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1921年6月23日
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:393ページ本文2行目〔『寺田寅彦全集第十五巻』、一九五一年七月五日第一刷発行、一九八六年十月六日第二刷発行〕
発行元:岩波書店
