日国友の会

そうよう【掻痒】

読者カード 用例 2021年08月29日 公開

2020年12月08日 ubiAさん投稿

用例:しかし場所が何處だか分らず時も何年前か分らないので搔痒の感があります、
〔大正十年(1921)五月三日〕
『小宮豐隆宛寺田寅彦書簡』 1921年5月3日 寺田寅彦
語釈:〔名〕からだのかゆい部分をかくこと。「隔靴(かっか)掻痒」などの形で用いる。

コメント:第二版では古い用例(1751~64か)しかのっていないので、とりあえず。「隔靴掻痒」の意味合いでの使用のように思います。書簡末尾(五月三日)。

編集部:第2版では、近世中期の『蛻巖先生答問書』の例が添えられています。

著書・作品名:小宮豐隆宛寺田寅彦書簡

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1921年5月3日

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:380ページ本文6行目〔『寺田寅彦全集第十五巻』、一九五一年七月五日第一刷発行、一九八六年十月六日第二刷発行〕

発行元:岩波書店