日国友の会

パピルス

読者カード 用例 2021年04月27日 公開

2020年10月18日 ubiAさん投稿

用例:象形文字であらうが、速記記號であらうが、兎も角も讀める記號文字で、粘土板でもパピラスでも「記錄」されたものでなければ恐らくそれを文學とは名づけることが出來ないであらう。
〔言葉としての文學と科學〕
『科學と文學』 1933年9月 寺田寅彦
語釈:〔名〕(ラテン papyrus)(2)古代エジプトで使用された書写材料。債の髄の細長い薄片を縦横にあわせ、圧搾し日光で乾燥させたもの。今の紙に当るものとして、字や絵を書くのに用いた。パピルス紙。

コメント:投稿例(ぱぴらす、1893)よりも新しいですが、片仮名「パピラス」の表記なので。初出(昭和八年九月、世界文學講座)とあります。

編集部:2007年1月21日付けで、古書人さんに、六條隆吉・近藤千吉合著『中等教育 世界商業史』(1893)から「ぱぴらす」の例をご紹介いただいています。さまざまな語形の「パピルス」をご紹介いただいていますが、少なくとも異形《バピラス》は必須でしょうね。

著書・作品名:科學と文學

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1933年9月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:322ページ本文13行目〔『寺田寅彦全随筆四』、1992年3月4日第1刷発行〕

発行元:岩波書店