日国友の会

エントロピー

読者カード 用例 2020年12月18日 公開

2020年08月30日 ubiAさん投稿

用例:偶然のみ支配する宇宙ではエントロピーは無際限に增大して死滅への道をたどる。
『ルクレチウスと科學』 1929年9月 寺田寅彦
語釈:〔名〕(英 entropy)熱量と温度に関しての物質系の状態を表わす熱力学的量の一つ。考察する系内で、温度がどの程度に区分されているか、区分のない一様な無秩序に近いかを測る尺度。無秩序性の尺度としても拡張されて、情報理論でも利用される。→ねつりきがく(熱力学)の法則。

コメント:第二版では辞書類(1888)以外の用例がないので。初出(昭和四年九月、世界思潮)とあります。

編集部:2020年8月22日付けで、同じ寺田寅彦の『映画の世界像』(1932)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、3年さかのぼります。

著書・作品名:ルクレチウスと科學

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1929年9月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:寺田寅彦全随筆三 1992年2月4日第1刷発行 77ページ本文7行目

発行元:岩波書店