日国友の会

ごぎょうせつ【五行説】

読者カード 用例 2020年12月14日 公開

2020年08月30日 ubiAさん投稿

用例:結局五行説か何かへ持つて行つて無理に故事付けて居る處が面白い。
『化物の進化』 1929年1月 寺田寅彦
語釈:〔名〕中国で、万象の生成変化を説明するための理論。宇宙間には木火土金水によって象徴される五気がはびこっており、万物は五気のうちのいずれかのはたらきによって生じ、また、万象の変化は五気の勢力の交替循環によって起こるとする。循環の順序を、木は土に、土は水に、水は火に、火は金に、金は木に勝つとして木金火水土の順とする相剋(勝)説と、木は火を、火は土を、土は金を、金は水を、水は木を生ずるとして木火土金水の順とする相生説とがある。中国、戦国時代中期の〓衍(すうえん)が、歴代王朝の交替を相勝の理で解いたことに始まり、季節、方角、色、臭から人の道徳に至るまで、あらゆる事象を五行のいずれかに配当するようになった。特に、木火金水には、方角では東南西北、色では青朱白玄、季節では春夏秋冬が割り当てられ、四獣(四神)の青龍・朱雀・白虎・玄武が配された。漢代になると陰陽説と結合し、暦法、医学などにも取り入れられて、長く中国人の公私の生活を拘束することとなった。五行の説。→陰陽五行説。

コメント:用例が載っていないので。初出(昭和四年一月、改造)とあります。

編集部:第2版では、用例が入りませんでした。

著書・作品名:化物の進化

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1929年1月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:寺田寅彦全随筆三 1992年2月4日第1刷発行 18ページ本文11行目

発行元:岩波書店