日国友の会

きょうめいき【共鳴器】

読者カード 用例 2020年11月01日 公開

2020年08月23日 ubiAさん投稿

用例:ヘルムホルツの共鳴器を耳に當て波音の分析を試みたことがあつたが、〔四〕
『映畫雜感』 1931年11月 寺田寅彦
語釈:〔名〕音の共鳴を利用して、複雑な振動数をもつ複合音の中から、一つの振動数をもつ純音を選び出す器具。ある音に共鳴させて、その振動数を知ることができる。ヘルムホルツ‐ケーニヒの共鳴器など。この原理はパイプオルガン、劇場の壁の吸音装置などに利用されている。

コメント:投稿例(1955)よりも遡ります。初出(昭和六年十一月、東京帝國大學新聞)とあります。

編集部:2007年8月21日付けで、末広鉄男さんに『日本家庭百科事彙第三巻』(1930)の例をご紹介いただいていますが、文例としては、2007年8月17日付けでぽんちさんにご紹介いただいている椎名麟三『美しい女』(1955)よりも24年さかのぼることになります。

著書・作品名:映畫雜感

媒体形式:新聞・広報・官報

刊行年(月日):1931年11月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:寺田寅彦全随筆三 1992年2月4日第1刷発行 422ページ本文5行目

発行元:岩波書店