セルロース
読者カード 用例 2020年10月15日 公開
| 用例: | さういふ際にはセリュローズばかりで出來た書籍は哀れな末路を遂げて、(10ページ) 自然の誤りなき化學作用は何時かは確實に現在の書物のセリュローズをぼろ/\に分解してしまふであらう。(12ページ) |
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| 『讀書の今昔』 1932年1月 寺田寅彦 | |
| 語釈: | 〔名〕(英 cellulose)《セルローズ》グルコースからなる単純多糖類の一種で、高等植物や藻類の細胞膜、繊維の主成分。酸によって加水分解されるが、水に溶けず化学薬品にも抵抗性が強い。ふつう木材、綿、麻などから採取され、紙や衣類の原料とされるほか、爆薬となるニトロセルロース、酢酸セルロースなどの原料として広く用いられる。繊維素。 |
コメント:投稿例(1892、1899)よりも新しいですが、表記が異なるので。初出(昭和七年一月、東京日日新聞)とあります。
編集部:2014年11月17日付けで、古書人さんに、『衛生試験法』(1892)から「ツェルローゼ」の例を、『普通植物学教科書』(1899)から「セルローセ」の例をご紹介いただいています。
著書・作品名:讀書の今昔
媒体形式:新聞・広報・官報
刊行年(月日):1932年1月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:寺田寅彦全随筆三 1992年2月4日第1刷発行 346ページ本文10および12行目
発行元:岩波書店
