日国友の会

やっこそう【奴草】

読者カード 用例 2020年10月07日 公開

2020年08月19日 ubiAさん投稿

用例:日本では夢にも見付からうとは思はれなかつた珍奇な植物「ヤツコサウ」のやうなものが
『日本人の自然觀』 1935年10月 寺田寅彦
語釈:〔名〕ラフレシア科の一年草。四国・九州にまれに生える無葉緑の寄生植物で、宮崎市内海のものは特別天然記念物に指定されている。高さ約五センチメートル。シイノキの根に寄生。葉は鱗片状で白く五~六対を対生。夏、茎頂に花弁のない淡黄白色の奇形花をつける。花は蜜を分泌する鳥媒花。花の下にある大形の鱗片葉を奴の袖に見立てての名。学名はMitrastemma yamamotoi

コメント:投稿例(1956)よりも遡ります。初出(昭和十年十月、東洋思潮)とあります。

編集部:ねじり草さんに、牧野富太郎『牧野富太郎自叙伝』(1956)の例をご紹介いただいていますが、21年さかのぼります。

著書・作品名:日本人の自然觀

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1935年10月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:寺田寅彦全随筆五 1992年4月3日第1刷発行 581ページ本文10行目

発行元:岩波書店