日国友の会

ぽぺん

読者カード 用例 2020年09月17日 公開

2020年08月16日 ubiAさん投稿

用例:玩具ではポペンといふものが一時流行した。頸の長い硝子のフラスコの底板を思切り薄くして少しの曲率をもたせて彎曲させたものである。その頸を口にふくんで適當な壓力で吹くと底の硝子の薄板がポンといふ音を立てゝその曲率を反轉する。逆に吸込むとペンと云つてもとの向きに彎曲する。吹くのと吸ふのを交互に繰返すと、ポペンポペンポペンといふ風な音を出す〈五〉
『自由画稿』 1935年2月 寺田寅彦
語釈:〔名〕(「ぽへん」とも)「ぽぴん」に同じ。

コメント:第二版には既に古い用例(1772、1809、1905)がありますが、ポペンが説明された面白い例と思ったため投稿します。初出(昭和十年二月、中央公論)とあります。

編集部:補いたい用例ですね。

著書・作品名:自由画稿

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1935年2月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:寺田寅彦全随筆五 1992年4月3日第1刷発行 330ページ本文9行目

発行元:岩波書店