シュークリーム
読者カード 用例 2020年08月31日 公開
| 用例: | 「ミルクのはひつたお饅頭」を御馳走すると云つたS君が自分を連れて行つたのが此の喫茶室であつた。お饅頭は卽ちシュークリームであつたのである。シューといふのはフランス語でキャベツのことだとS君が當時佛語の獨修をして居た自分に講釋をして聞かせた。 |
|---|---|
| 『銀座アルプス』 1933年2月 寺田寅彦 | |
| 語釈: | (フランス chou à la crème から。原文は、「クリーム入りキャベツ」の意。その形から)バター、小麦粉、卵などで作った種を天火で焼いた薄皮の中に、クリームをつめた洋菓子。 |
コメント:古くはないですが、シュークリームがどんなものか、またシューの意味がわかる例として面白いと思ったので。初出(昭和八年二月、中央公論)とあります。
編集部:2003年1月24日付けで、たけGさんに、村井弦斎『食道楽 夏の巻』(1903)の例をご紹介いただいています。
著書・作品名:銀座アルプス
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1933年2月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:寺田寅彦全随筆四 1992年3月4日第1刷発行 102ページ本文3行目
発行元:岩波書店
