日国友の会

うつぼ【空】

読者カード 語釈 2024年03月11日 公開

2020年07月09日 古書人さん投稿

用例:此笛絶エテ久シク用フルコト無カリシニヤ、空(ウツボ)、竹取以下ノ物語ドモニ見ユルコト無シ〔本朝度攷〕
『本朝度量権衡攷』 1835年 狩谷棭齋著
語釈:「うつぼものがたり(宇津保物語)」の略。

コメント:取り敢えず

編集部:第2版では、この用法に触れていませんね。ちなみに、「宇津保物語」の語釈は「(「うつほものがたり」とも。「うつほ」は空洞の意で仲忠母子が杉の空洞にひそんでいたことにちなむ)平安中期の物語。二〇巻。作者未詳。源順作とする説などがある。十世紀後半の天祿~長徳(九七〇~九九九)頃の成立とされる。清原俊蔭、その娘、藤原仲忠、犬宮の四代にわたる琴の名人一家の繁栄と、源正頼の娘貴宮(あてみや)が仲忠ら多くの青年貴族の求婚をしりぞけ、東宮妃となり、やがて皇位継承争いが生じる過程を描く。わが国最初の長篇物語で、幻想的、伝奇的な「竹取物語」から写実的な「源氏物語」に展開していく過渡期の作品」となっています。

著書・作品名:本朝度量権衡攷

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1835年

著者・作者:狩谷棭齋著

掲載ページなど:26ページ後ろから4行目〔『日本古典全集 本朝度量権衡攷 上巻』、1927〕

発行元:日本古典全集刊行会