日国友の会

きはく【稀薄】

読者カード 用例 2024年02月11日 公開

2020年06月11日 古書人さん投稿

用例:黄繭の蠶種には少しく黄色を帯びたる者にて内容物も稀薄(きはく)にして且つ外穀も柔でありますから〔鑑定・第二種類撰別〕
『再訂増補養蠶術講義』 1890年8月11日 松永伍作(述)
語釈:〔名〕(形動)(1)液体、気体などの密度が少ないこと。うすいこと。また、そのさま。

コメント:解釈1は「液体、気体などの」となっていますが、「などの」には固体が含まれるということでしょうか

編集部:第2版では、『輿地誌略』(1826)と『小学読本』(1873)の例が添えられていますが、いずれも機体の例となっていますね。ご紹介いただいた例は繭の内容物が希薄であるといっているので、液体でも気体でもない例ということになりますが、語釈は「液体、気体、固体」の密度ということであれば、いっそ「物質の密度」あるいは単に「密度」とすべきかもしれません。

著書・作品名:再訂増補養蠶術講義

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1890年8月11日

著者・作者:松永伍作(述)

掲載ページなど:23ページ5行目

発行元:有隣堂