日国友の会

タンニンさん【—酸】

読者カード 用例 2023年12月27日 公開

2020年05月13日 古書人さん投稿

用例:抑木綿類ヲ亞尼林色ニ染ムルニハ單寧酸(タンニンサン)ヲ以テ必需ノ染藥トナスナリ〔紺粉ニテ木綿糸ヲ染ムル方〕
『化学実験染工新書』 1876年8月21日 宮里正静(訳)
語釈:〔名〕「タンニン」に同じ。

コメント:僅かですが遡ります

編集部:2012年12月3日付けで、樫村清徳(纂輯)『真纂薬物学 二』(1877)の例をご紹介いただいていますが、さらに、1年さかのぼります。ちなみに、「タンニン」の語釈は「一般に植物の樹皮、枝葉、果実、心材、根などから水で抽出して得られるなめし性のある物質の総称。特にカシやヌルデなどにできる没食子(もっしょくし)や五倍子(ふし)には多く含まれる。鞣質(じゅうしつ)または渋(しぶ)ともいい、水によく溶け、獣皮と結合して皮の角質化をおさえ、長期間にわたって腐敗しない状態の革(かわ)に変化させる作用をもつ。皮なめし剤のほか、媒染剤・収斂(しゅうれん)剤・インク製造などに利用される。タンニン酸」となっています。

著書・作品名:化学実験染工新書

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1876年8月21日

著者・作者:宮里正静(訳)

掲載ページなど:14丁オ7行目

発行元:鈴木忠蔵