日国友の会

たいへいよう【太平洋】

読者カード 用例 2023年08月07日 公開

2020年02月07日 古書人さん投稿

用例:〇廿三日此日モ尚未ヲ指シテ走リケル茫々然タル大平洋ニシテ目ニ遮ルモノナシ
『航米日記』 1866年 三宅東洋
語釈:(マゼランが、最初の横断航海が平穏であったところから、平和な海(Mare Pacificum )と名づけたことによる)世界最大の海洋。ユーラシア大陸と、南・北アメリカ大陸およびオーストラリア大陸、南極大陸に囲まれ、東は南アメリカ大陸南端のホーン岬で大西洋に、西はタスマニア島を通る東経一四七度線でインド洋に接する。面積は一億六五二四万六千平方キロメートルで、地球の全表面積の三五パーセント、全海洋面積の二分の一を占める。平均水深四二八二メートル。最深部はマリアナ海溝中のチャレンジャー海淵(一万九一一・四メートル)で、世界最深。太平海。

コメント:遡ります

編集部:第2版では、村田文夫『西洋聞見録』(1869-71)の例が早いのですが、5年さかのぼります。「太平洋」の語誌に「幕末には〈略〉表記として「大平洋」が多く見られる」とありますね。

著書・作品名:航米日記

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1866年

著者・作者:三宅東洋

掲載ページなど:5丁ウ(p.134)5行目〔『野史台維新史料叢書 9 (日記 2) (日本史籍協会叢書・ 別編 9)』、1973〕

発行元:野史臺