日国友の会

せんべつ【餞別】

読者カード 用例 2020年04月28日 公開

2019年10月07日 若桜木虔さん投稿

用例:〔一一・讚法華経二十八品和歌序〈藤原有国〉〕
行旅餞別之句、惜而怨、鶯花鳬藻之思、[小太]以憍。
『本朝文粋』 1060頃年 藤原明衡
語釈:(2)遠く旅立つ人や転居などをする人に、別れのしるしとして詩歌や金品などをおくること。また、そのおくりもの。はなむけ。

コメント:

編集部:第2版では、この意味「詩歌や金品をおくること」の意味では『吾妻鏡』元暦元年(1148)6月1日付け記事の例が早いのですが、漢籍の例はありません。単に送別すること、あるいは酒食をともにして送り出すことの意味では『色葉字類抄』(1177-81)の例が早く、漢籍は韋応物『送宣州周録事詩』が引かれています。

著書・作品名:本朝文粋

媒体形式:その他

刊行年(月日):1060頃年

著者・作者:藤原明衡

掲載ページなど:323ページ上段後ろから4行目〔『新日本古典文学大系27』、1992〕

発行元:岩波書店