日国友の会

さんしゅゆ【山茱萸】

読者カード 用例 2023年03月03日 公開

2019年07月30日 古書人さん投稿

用例:山茱萸 平温味酸鹹。〔巻之上〕
『薬経太素』 1661-73頃か年
語釈:〔名〕(1)ミズキ科の落葉小高木。朝鮮中部の原産で、日本へは享保年間(一七一六~三六)に薬用植物として渡来、現在では観賞用に栽植される。幹は高さ三~五メートルになり、樹皮はうろこ状にはげ落ちる。葉は対生し短柄をもち、長卵形で先はとがり、裏面は白緑色で葉脈には褐色の細毛を密生する。早春、葉に先だって、小枝の先に四枚の苞葉に包まれた小さな黄色の四弁花を球状に多数密集してつける。果実は長さ約一・五センチメートルの長楕円形で、酸味があるが赤く熟し食べられる。漢方では果実を乾燥したものを解熱・強壮薬に用いる。漢名の山茱萸は、中国産の別の植物の名。はるこがねばな。あきさんご。学名はCornus officinalis ▼さんしゅゆの花 《季・春》 ▼さんしゅゆの実 《季・秋》

コメント:遡ります

編集部:第2版では、『大和本草』(1709)の例が早いのですが、さらに、36年ほどさかのぼります。

著書・作品名:薬経太素

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1661-73頃か年

著者・作者:

掲載ページなど:347ページ下段後ろから7行目〔『続群書類従 第三十輯下 雑部』巻891、1989〕

発行元:続群書類従完成会