日国友の会

ムーブマン

読者カード 用例 2019年07月23日 公開

2019年07月12日 ingwさん投稿

用例:それで私は、初めてかういふものも人間の身体と同じで動勢(ムウヴマン)を持つといふことが解つた。それ迄は引写しばかりで、ムウヴマンの謂れが解らなかつたが、初めて自然の動きを見てのみこまなければならないといふことを悟つた。
『回想録 二』 1945年 高村光太郎
語釈:〔名〕(フランス mouvement)(1)絵画や彫刻にみられる運動感や動きの感じのこと。運動する人物を題材とした場合や、題材となった人物のポーズなどによって生まれる場合と、色彩や線、タッチ、構図などによって喚起される場合とがある。動勢。

コメント:遡ります。初出は1945年『美術』第2巻第2号とあります。

編集部:2018年6月14日付けで、ねじり草さんに、中川一政『腹の虫』(1975)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、30年さかのぼることになります。

著書・作品名:回想録 二

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1945年

著者・作者:高村光太郎

掲載ページなど:42ページ〔『高村光太郎全集第十巻』1995年〕

発行元:筑摩書房