日国友の会

おひょう

読者カード 用例 2019年10月29日 公開

2019年06月18日 ねじり草さん投稿

用例:衣はヲヒヤウと云木の皮を以てメノコシ手織にし
『北海随筆』 1739年 坂倉源次郎
語釈:〔名〕(アイヌ opiw から)ニレ科の落葉高木。北海道、本州、四国の落葉樹林中に生える。高さ二五メートル、径一メートルに達する。樹皮は淡褐色で裂け目ができる。葉は互生し、長さ六~二〇センチメートルの広倒卵形か楕円形で、縁に鋸歯(きょし)があり、先が三つに分かれ、中央の裂片は尾状に長くなる。春、淡黄緑色の細かい花が前年の枝の上に群がってつき、熟すと扁平な広卵形で、膜質の翼がある果実となる。樹皮から繊維がとれ、アイヌはアツシ織の材料とする。材は器具・薪炭用。やじな。ねばりじな。あつし。あつ。学名はUlmus laciniata

コメント:さかのぼります。401頁の解題に〔成立年代については元文四(1739)年である〕とあります。

編集部:第2版では、松村任三『日本植物名彙』(1884)の例が添えてありますが、145年さかのぼります。

著書・作品名:北海随筆

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1739年

著者・作者:坂倉源次郎

掲載ページなど:409ページ上段〔高倉新一郎編『日本庶民生活史料集成 第四巻 探検・紀行・地誌 北辺篇』、1969〕

発行元:三一書房